大内裕和・武蔵大教授の盗用事件で朝日新聞出版を提訴

 読者のみなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。さて、かれこれ3年越しとなる大内裕和・武蔵大教授による著作盗用問題です。盗用が発覚した大内氏の記事や著作※を発行した朝日新聞出版を相手取り、著作権侵害による損害賠償請求訴訟を、きょう(9月13日)東京地裁に起こしました。著者の大内氏を相手とした同様の訴訟が先行してあり、著作権法上の著作物ではないという到底納得しがたい理由で敗訴しています。あまりにも疑問がある判決なので、本当にこれが正しい判断だったのか、あらためて裁判所に問いかける意図があります。また、大内氏と版元との間でどんなやり取りがあったのか、新事実を少しでも明らかにしたいという期待もあります。  

 係属部は民事40部、事件番号は令和5年(ワ)70559号です。

 引き続き応援をよろしくお願いいたします。

※ 雑誌『Journalism』2014年11月号掲載 大内氏記事「奨学金返済の重荷と雇用劣化が中間層解体と人口減を深刻化する」、『奨学金が日本を滅ぼす』(大内氏著、2017年2月発行)

雑誌『選択』2012年4月号記事 (三宅執筆)

雑誌『Journalism』2014年11月号掲載記事(大内氏執筆)

『日本の奨学金はこれでいいのか』第2章(2013年10月発行、三宅執筆)

『奨学金が日本を滅ぼす』(2017年2月発行、大内氏著)

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