「不正ではなかった」と結論だけ伝えて報告書の開示を拒む武蔵大学
不合理な事実を”隠蔽”か

 利害関係のないふつうの人の常識的な感覚に照らせば即座に「パクリ」「盗用」と判断されるほどあからさまな著作盗用を行った大内裕和教授について、武蔵大学の研究不正行為調査委員会(委員長・大野早苗副学長、高井麻季子事務局長、吉澤裕弁護士、袖山裕行公認会計士)は7月12日、「特定不正行為」(文科省ガイドラインが定める「盗用」「捏造」「改ざん」)ではないとする調査結果を発表した。

https://www.musashi.ac.jp/news/legn3e0000007gub.html

 その上で、「本学教員の著作物には故意によらない誤りがあることが判明し」たと広報文には記載されている。なぜ特定不正行為ではないのか、「故意によらない誤り」とは何のことなのか、広報文にはみあたらず、告発人の私への通知にもいっさい説明がない。

 そこで、報告書の開示を求めるべく武蔵大に問い合わせたところ、従来とはうってかわり、木で鼻をくくったような反応がかえってきた。

 ・電話での問い合わせには応じない。聞きたいことはメールで送れ。

 ・応対する職員名は名乗らないことにした。

 ・情報公開の手続きはあるが(調査関係文書は)対象ではない。

 報告書は開示しないということか、と私は昨日、確認のメールを送った。回答はない。

 「特定不正行為ではない」と結論だけ公表してその理由を説明しないというのは乱暴であり、とても学問にたずさわる者の態度とは思えない。どうやって報告書を開示させるか、知恵をしぼりたい。読者各位のご支援をあおぐ次第である。

 ↓大内教授の盗用の状況についてはこちらを参考にしてください。

 

 

 

 

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