読者のみなさま、こんにちは。大内裕和・武蔵大学教授による著作盗用事件で、盗用がみられる大内氏の著作を出版した朝日新聞出版社を相手どった訴訟が、現在、東京地裁民事40部で行われています。次回口頭弁論(2月8日13時30分、東京地裁目黒庁舎309号法廷。結審予定)を前に、昨日、準備書面を投函しました。大内氏を相手どった著作権侵害訴訟では、原告(筆者)の著作が著作権法の著作物ではないという到底なっとくしがたい理屈で敗訴しており、この裁判では朝日新聞出版側は、「大内訴訟の蒸し返しだ」と自身たっぷりに主張しています。訴訟というゲームではそれで勝てるとしても、報道出版にたずさわる企業としてほんとにそういう姿勢でよいのか疑問があるところです。
真理をゆがめてでも目先の勝ち負けを重視する社会でいいのか、非力ながらも問いていきたいと思います。