読者のみなさん、こんにちは。研究不正に関する記事をマイニュースジャパンに書きましたのでご案内します。
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【早大が研究不正調査委の報告を虚偽公表、指導教員・吉田文教授の責任をなかったことに――国際教養学部助教の博士論文不正問題で――改ざん認定でも博士の学位剥奪なく訓戒処分のみ】
国際教養学部・助教の博士論文をめぐる不正問題で早稲田大学は、学内調査委員会が「改ざん」を認定した調査報告書を田中愛治総長に提出してから4ヶ月も経った今年3月27日、ようやく不正の事実を認め公式サイト上で公表した。だがその公表内容は、〝指導教員(吉田文教授)のほうが責任が重い〟とする重要箇所を削除しており、調査報告書の主旨を歪曲した、と非難されてもやむを得ないものだった。この点を大学にただすと、広報室広報課(加藤邦治室長)の梅地一義課長は、公表文とは別に正式な調査報告書が存在するという最低限の事実すら頑として認めず、「そのような事実はない」「何をごらんに?」「ちょっとまだよくわからない」と虚偽の説明を繰り返すのみ。しかも、その問題の公表文を、掲載から3ヶ月も経たないうちに削除してしまった。調査委の報告を軽視する姿勢は甚だしく、指導教員の責任がなかったかのような印象操作を大学ぐるみで行っている疑いが濃厚だ。
Digest
4ヶ月おくれの発表
3枚モノの「報告」
早稲田大学広報課の嘘
「そのような事実はない」という嘘
調査委員会と査問委員会
報告書にない「軽微な程度」
広報課が寡黙になったワケ
情報源をさぐる広報課の取材対応
正式な調査報告書の存在を認めない奇妙
回答していないのに「これまで回答したとおり」と詭弁
「軽微な程度」は査問委員会の判断だった
文科省に情報公開請求
限りなく故意が疑われる
黒塗りされた「発生要因」