奨学金問題の「公開シンポ」取材拒否」の違法を問い訴訟提起

 私が原告となっている裁判の日程をお知らせします。

1 「奨学金問題対策全国会議」入会拒否事件・控訴審第1回口頭弁論 10月24日11時、東京高裁515号法廷(令和6年ネ3408号)

2★新件 「奨学金問題対策全国会議」シンポジウム取材拒否事件・第1回口頭弁論 11月5日13時半、東京地裁411号法廷(令和6年ワ24860号)

3 大内裕和教授の研究不正調査のデタラメを問う訴訟(被告は武蔵大・中京大) 第5回口頭弁論 11月11日11時、東京地裁614号法廷(令和6年ワ6685号)

4 記者クラブによる鹿児島県知事会見妨害事件(記者クラブいらない訴訟) 11月18日13時半 東京地裁526号法廷

 新たに起こした「シンポジウム取材拒否事件」についてご説明します。

 今年5月18日、奨学金問題対策全国会議(大内裕和代表)が都内で設立11周年の公開シンポジウムを開きました。私は同会議から直接案内を受け取り、取材目的で参加しようとしたところ、理由を告げられず※に入場を拒否されたばかりか、資料の提供すら拒まれるというできごとがありました。

※「事前申込みが必要だ」との説明がありましたが、案内チラシには会場参加の場合は必須ではないと記載されており、虚偽でした。

 案内を送っておきながら訪れた者を合理的な理由なく物理的に排除するという全国会議のこの行為が平等権や情報摂取権の侵害にあたり不法行為を構成するなどとして、損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起しました。

 中京大と武蔵大を相手どった訴訟は、不正を否定した調査内容がきわめて不自然でずさんなものであったことが明るみになりつつあります。

・大内氏の研究不正を調査した結果、インタビュー取材をしたといいながらその記録がない、

・三宅の記述に「引用されているデータ」を「孫引き」したのであり「盗用ではない」といいながら、私が引用したとされる公表データ(じっさいは引用ではない))の存在を確認していない、

・三宅の記事を読まずに公表データをもとに自分で書いたといいながら、公表データにない記述(誤記であることが調査中に判明)部分だけは、日本学生支援機構に取材した、日時や取材相手は忘れたと大内氏が弁明、それを調査委が容認している

――といった事実です。大学の腐敗は予想以上に深刻です。

 ご関心をもっていただければうれしいです。また、心苦しい限りですが、訴訟にともなう経済的負担は小さくなく、カンパにご協力いただけましたら光栄です。

三宅

 

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