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キシャクラブ(記者クラブ) 横浜市 行政腐敗

横浜市の奇妙な説明
記者クラブとの宴会参加は「職務上の行為」だが「私的な参加」??

 昨日1月13日、山中竹春横浜市長記者会見を取材した。横浜市政記者クラブという新聞テレビ通信社でつくる任意団体と市幹部が年に数回、宴会をしている事実が昨年末、情報公開請求をつうじて発覚した。それに関連する質問を行ったが、おおいに疑問ののこる回答ぶりであった。以下、やりとりを速報する。

 


(筆者=三宅勝久)ーー昨年末、ジャーナリストの寺澤有さんが会食問題について質問し、市長は調査を約束した。調査結果を。

山中竹春市長 調査については指示だしている。事前の申請内容とじっさいに相違点がないか。所管部署政策局に当時の状況を確認を指示している。現在、出席した職員への確認を行っているという状況である。市政記者会との意見交換会は横浜市で定めている指針にもとづく手続きを踏まえた上で参加をしているので、基本的には問題がないかと考えている。

ーー結果はいつごろ報告が可能になるのか

山中竹春横浜市長(2022年1月13日、横浜市庁舎9階の記者会見室)

市長 できるだけ早い時期に、出席した各職員への退職された方もいる、確認を進めるようにする

ーー利害関係者との接触に関する指針をみると、「利害関係者」という言葉が出てくる。利害関係者についてこうしなさいと、コンプライアンスについて定めているんですが。市政記者クラブの皆さんというのは指針でいう利害関係者にあたると、そういう理解でよろしいか。

市長 利害関係者というのはどのあたりが利害関係者か・・というご認識をお持ちか

ーーすみません。この指針にもとづく手続きをされているので、指針のなかで第1項「利害関係者」とあって縷々定義をしている。この利害関係者にあたるので申請承認の手続きをしているのか、それともそうじゃないのか。確認したい。

市長 そこも含めて当時の状況を調査したうえであらためて、利害関係、コンフリクトオブインタレスト・・・インタレストにあたる部分がなのかどうかを含めて調査している。

ーー会食は(市職員としての)公務にあたるのか、それとも私的な行為なのか。

市長 こちらに関してはプライベートではないかと考えていますが…はい。

ーーそうすると、この、たとえば平成28年6月3日付政策局総務課長の通知をみると、同日午後7時から10時まで、市政記者会側が12名参加で、市側が10名参加で承認、一人会費3100円と、こういう文書があるんですが、この下のところ、コンプライアンス推進員処理内容、「職務上の行為」のところに塗りつぶしがある。矛盾があるんじゃないか。

市長 職務上の行為・・・

ーー確認してください。印刷が汚いですが(渡す)

(・・・佐藤報道担当部長と相談)

市長 この黒ぽつが塗られているのは、指針の第3項に「職務として出席するもの」それから「職務に関連して出席するもの」というふうにある。公務ではないんだけれども、仕事上で知り合った方と・・っていう、職務に関連してというものも含んでますので、そういう意味で黒塗りになっているのではないかと承知している。

――無理があると思うが。指針の3項2号に該当するということで申請がされている。確認していただきたい

市長 確認しています。

ーー2号は「自己の飲食に相当する費用を負担して、職務として出席する行事、式典、会議打ち合わせ等」とあるわけですよ。

佐藤部長 括弧書きが次にある

「職務に関連して会食に出席」は職務ではない、コンプライアンス指針にもとづく申請・承認の書類に「職務上の行為」と記載されているのは、職務に関係するが「私的な活動」である――などと独自の解釈を述べる佐藤広毅報道担当部長(左端)。自らも記者クラブとの宴会に参加している。(2022年1月13日、横浜市本庁舎9階の記者会見室)

ーーああ「(職務に関連して出席する)」という。この「職務に関連して」というのは職務ということじゃないんですか。

市長 それは「職務として出席」というかっこの前に該当すると思います。主として、それ以外の、さきほど申し上げた「職務に関連して」という部分がカッコの・・・

――ということは、整理すると、この記者クラブとの会食は、市職員からすれば私的な行為であると。ただし職務に関連する私的な行為であると、そういうことですか

市長 はい。そういうふうに。

ーーコンプライアンス推進員もそのことを認識していたということか。私的会合だと。

佐藤部長 はい。局のコンプライアンス委員会においてもそういう認識はあったと、私は出ておりませんが、そういう承認があったと

ーー私的な会合だったということですね。

佐藤 はい

ーー関連してもうひとつ。市と記者クラブの加盟社、会社ですね。契約関係がある会社どこかありますか。

市長 どういった。

――たとえば、包括なんとか契約とか、物品の調達とかもろもろの契約。あるいは協定ですね。

市長 とくにそういった包括契約とかいうものに関してはないかと考えておりますが。

ーー手元(資料)で確認していないんですが、読売新聞と何かあるんじゃないですか。包括なんとか・・・ホームページにあったように思うんですが。

佐藤部長 報道担当部長佐藤ですが。包括連携協定であるとか、契約関係の部分について、いま資料がございませんので、各局いろいろありますので。きょう現在なにかの契約があるかどうかは、調べてみないとわかりません。

注・横浜市と企業・法人との包括連携協定一覧(横浜市ホームページ)

(読売新聞東京本社販売局との協定も紹介されている)

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ーー大事なことなので、さきほどの関連ですが、職務上の行為ということではまちがいない?

市長 職務に関連した行為であると承知をしている

ーー言葉の定義として、通知書には「職務上の行為」にチェックがついているので、職務上の行為として参加したと。「職務上の行為」がどういう定義かはさておき、「職務上の行為」として参加したと。定義はあると思いますが。横浜市の言葉の定義として「職務上の行為」として参加した、承認した。そこはまちがないか。

市長 そこの黒ぽち、チェックいれているところについて、こんごどういったケースにそういった黒ポチをつけるのか。単純に広く職務に関連したもの。すなわち公務であると。それ以外の職務で知り合った方と利害関係はないけれども飲食する。そういった場合に、職務で知り合ったんだから職務に関連したもの、そいういったことでチェックを入れる可能性もある、チェックの入れ方は今後整理していきたい。

ーー職務関連性ということになると、たとえば会食にいく、職務に関連のある会食にいく途中でですね、交通事故に遭いました、それが公務災害が認められるかどうか、そういったいろんな論点があると思います。なのでできれば法令に詳しい部署と検討して正確な回答をいただきたい。

市長記者会見に臨む横浜市幹部。左から雨宮勝・政策調整担当理事、堀口和美・秘書課長。