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大内裕和教授の教員在籍歴は「回答不可」
私立松山大学の秘密主義を問う4(一部訂正)

 貴殿よりご提出いただきました保有文書開示請求書を確認いたしました。学校法人松山大学情報公開に関する規程第4条第2項に基づき、貴殿の請求には応じられません。ご理解くださいますようお願い申し上げます。

 松山大学に対して大内裕和氏の経歴を尋ねる内容の情報公開請求を行ったところ、人事課から上記の回答がメールで届いた。時刻は9月16日午前9時37分。開示請求書を送ってからわずか8時間足らず後だった。てっきり、請求が受理されずに却下されたものだと思った筆者はすぐにこう返した。

 松山大学御中
 請求を受理できないということでしょうか。
 三宅

 これの回答は、1時間ほどでとどいた。

三宅 様
松山大学人事課のZです。
三宅様からの請求書を受理し、規程に照らして判断した結果、
先ほどの回答としております。
宜しくお願い申し上げます。

 これには驚いた。このメールが情報公開請求に対する正式な回答だというのだ。なお、規程4条(2項は1項2号のまちがいと思われる)とはこうだ。

【学校法人松山大学情報公開に関する規程】
第4条 本法人は,次の各号に掲げる情報については公開しない。
(1) 法令等の規定により公にすることができない情報
(2) 個人に関する情報であって,特定の個人を識別することができるもの又は特定の個人を識別できないが,公にすることにより,個人の権利利益を侵害するおそれがある情報。ただし,次に掲げる情報を除く
ア 法令等に規定により又は慣行として公にされ,又は公にされることが予定されている情報
イ 人の生命,健康,生活又は財産を保護するために公にすることが必要であると認められる情報
ウ 本法人の役員及び教職員の職務の遂行に係る情報のうち,当該役員及び教職員の氏名,職名及び職務の内容であった当該個人の権利利益を侵害するおそれのない情報
(3) 法人その他の団体(国及び地方公共団体を除く。以下,「法人等」という。)に関する情報又は事業を営む個人の当該事業に関する情報であって,次に掲げる情報。ただし,人の生命,健康,生活又は財産を保護するために公にすることが必要と求められる情報を除く
ア 公にすることにより,当該法人等又は当該個人の権利,競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがある情報
イ 法人等の要請を受けて,公にしないとの条件で任意に提供されたものであって,法人等又は個人における通例として公にしないこととされている情報,その他公にしないことが当該情報の性質,当時の状況等に照らして合理的であると認められる情報
(4) 本法人の事務又は事業に関する情報であって,公にすることにより当該事務又は事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがある情報

 元教員である大内氏の職歴が4条2号のどこに該当するのかよくわからない。情報公開の手続きとしてはあまりにもぞんざいだ。理由だけでなく、不開示決定をした対象文書名すら明らかにされていない。

 そこで筆者はメールでこう尋ねた。

松山大学御中
対象文書の文書件名が明らかになっていません。非開示とした文書の件名を明示してください。
三宅

 いったい松山大学の情報公開制度はまともに機能しているのだろうか。不安を覚えた筆者は、ためしに次の内容の開示請求を行ってみた。

 「学校法人松山大学情報公開に関する規程に基づく情報公開請求があった際の事務手続き要領がわかる文書」

 さすがに、これは出てくるだろう。そこには一応の手順が書かれているはずだ。それに従えば、「不開示」とメールで通知してすませるといったやり方が正しいはずがない。――筆者は高をくくり、回答を待った。

三宅 様
(略)非開示とした文書の件名は、貴殿提出の2021年9月15日付「保有文書開示請求書」に記載の「大内裕和人文学部教授(現在は中京大学教授)の同大学における経歴および業績がわかる文書」です。

 筆者の請求内容をそのままなぞっているだけだ。これは文書の件名ではない。そして、同じメールのなかに、「情報公開手続きに関する文書」の開示請求に対する結果通知も含まれていた。

(つづく)

※時系列の事実に誤認がありました。お詫びして訂正します。

作成者: MIYAKE.K

みやけかつひさ ジャーナリスト・スギナミジャーナル主宰者

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