多数の盗用疑惑が発覚しているだけでなく、学歴(学士号取得大学名)がわからないという疑惑と謎に包まれた「教育学者」大内裕和中京大教授=奨学金問題対策全国会議共同代表=に関する取材を進めるなかであらたに浮上してきたのが中京大学の「情報公開規程非開示問題」である。
情報公開請求をするために規程を確認したいと伝えたところ、同大は規程の開示を拒否、理由を尋ねると「公開しないから開示しない」などと意味不明の「答え」ではぐらかすという、とても大学のやることとは思えないような対応をとった。理由になっていないではないかと食い下がると「これ以上は対応できない。(規程の開示を求める)情報公開請求してほしい」(総務課)という始末である。それだけでなく、開示請求をすれば規程を開示するのか、と尋ねると、「それはわからない」(同)と答えるに至った。
やむなくきょう(11日)、筆者は中京大に対して、情報公開規程の開示を求める情報公開請求を、同大情報公開規程に基づいて行った。万が一にでも非開示決定がされた場合は、訴訟でその不当性を争うことも考えている。