多数の盗用疑惑をめぐって筆者と訴訟になっている大内裕和中京大教授について、研究者でありながら出身大学がわからないという奇妙なことが起きている。大学HPの教員紹介ページには「教育学修士/出身校 東京大学大学院教育学研究科博士課程」とあるだけで、大学院(前期課程)以前の大学名と学部名は記載がない。
そこで昨日、中京大広報課に尋ねたところ、「本人の同意が得られないため、回答できません」との回答があった。大内氏本人が開示を拒んでいるのか、と尋ねると、そうではなく、単に大内氏に確認することができないのだという。そこで引き続き、本人の確認を得た上で回答するよう依頼した。
まる一日がたったきょう(6月1日)、筆者はあらためて中京大に質問のメールを送った。大内教授の意向が確認できたのか確かめるためだ。はたして大学の回答はこうだ。
「本人と連絡がつかないため、確認が取れていません」
この程度のことでなぜこれほど手間取るのか、理解しがたい。大内氏が意図的に出身大学名の開示を拒んでいるのか、それとも単に大学による「確認」作業が終わっていないだけなのか。どのくらい時間がかかるかわからないが、事実がはっきりするまで待つほかない。