奨学金問題対策全国会議代表を務める大内裕和武蔵大教授(前中京大教授)の盗用問題で、武蔵大は11月4日、研究不正行為調査委員会の委員候補を選出し、本調査の準備を整えた。
同大によれば、中京大と協議した結果、武蔵大単独で調査を行う方針を決めたという。
大内氏は、筆者(三宅)の著作の一部から盗用した雑誌記事や著作を多数発表するという不正を行っているが、中京大学研究倫理予備調査委員会は「本調査不要」として筆者の告発を門前払いした。その後、今年4月に大内氏が武蔵大教授に転職したため、あらためて同大に告発したところ、本調査するとの決定がなされている。