杉並区議会の委員会をめぐって筆者が何年も前から改善を求めてきた問題のひとつに傍聴席問題がある。傍聴人は委員長の許可を得れば撮影できるという制度なのだが、じっさいは撮影できない。指定された傍聴席の位置からでは理事者(答弁者である区長ら区幹部)の背中しか見えないのだ。
2018年以降、再三にわたって改善するよう求めてきたが、区議会は黙殺してきた。あきらめるのを待っているかのようだ。
権利侵害は明白であるので、このたび議会への陳情という形であらためて改善要求を行った。杉並区議会は陳情の審査率がきわめて低いことで有名である。今回の陳情がどう扱われるか、傍聴席問題の行方とともに観察したい。
