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神奈川県警天下り「黒塗り」リスト裁判で露呈したズサンな組織運営

 神奈川県警の退職職員を雇用するために企業などが県にだした求人票ーいわゆる天下りリストーの黒塗りはがし(企業名まで黒塗りにしている)をめざした訴訟の弁論準備手続きが5月30日、横浜地裁であった。現在、800枚以上にのぼる黒塗り求人票を整理する作業を行っている最中だが、県警の出した決定通知(情報公開の大事な手続きのひとつ)の内容に多数の誤りがあったことが判明した。

 非開示にした文書が大量で煩雑だったため、これを整理して法廷にだすよう求めたところ県警側がこれを拒否、やむなく原告が整理を試みたところ、非開示理由の説明が欠落するなどの不備が多数みつかった。県警情報公開室もみとめた。

 まちがい部分を表示した文書をちかく郵送するという。

 通知の発行は一昨年4月、提訴は昨年10月。何人もの県指定代理人が訴訟にかかわっているのに、こちらが指摘するまでだれも気づかなかったらしい。組織が深刻な機能不全に陥っている可能性をうかがわせる。

 次回弁論準備手続きは7月11日の予定。

作成者: MIYAKE.K

みやけかつひさ ジャーナリスト・スギナミジャーナル主宰者

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