公用車を使い職員を引き連れて契約先の企業関係者とゴルフに行くなど目を覆わんばかりの腐敗行政を行っている田中良杉並区長のもとで、情報公開制度もむしばまれていることが明るみになりつつある。
区長予定表を開示するよう条例にもとづいて情報公開請求したところ、懇親会の相手や訪問者の名前をことごく非開示にしただけでなく、手書きのメモ部分は「情報」(条例の定義は文書をさす)にあたらないというめちゃくちゃな解釈によって「白塗り」して出してきた。


これは2018年4月のことで、筆者はすぐに非開示取り消しを求める審査請求を行った。以来4年ちかくもの時間が過ぎ、きのう(21日)ようやく処分を行った区長(処分庁)の弁明書(2021年12月14日付)が審査庁(区長)を通じて届いた。
2018年に通知したとおりというなんら内容のない弁明だった。


杉並区情報公開条例は、「情報」とは公文書のことである旨明確に定義している。同じ文書のなかの活字部分が「情報」で、手書き部分が「情報」ではない、などというのは子どもだましの詭弁だろう。文書改ざんに道を開くおそれもある。その誤りを指摘された杉並区長が4年ちかくもかかって出した弁明は、「文書のなかの手書き部分は”情報”ではない」という当初の説明を繰り返しただけだった。お粗末にもほどがある。
さっそく以下の反論を提出した。
